クラウドソーシングを使いはじめて、「思っていたのと違う!」となるのは嫌ですよね?
クラウドワークスやランサーズを使う上で、
とならないように、知っておくべき仕様や情報をまとめました。
主に報酬関連のお話になりますが、これからクラウドワークスやランサーズを使おうと考えているのであれば、ぜひ一読ください。
もくじ
1:振り込みはデフォルトで月2回、手数料がかかる
クラウドワークスとランサーズの報酬振込みは、デフォルトで月2回あります。
カンタンに表にすると次のような感じです。
締日 | 振込日 | 例 |
---|---|---|
毎月15日 | 当月末日 | 8/1〜8/15の獲得報酬→8月31日支払い |
毎月末日 | 翌月15日 | 8/15〜8/31までの獲得報酬→9月15日支払い |
毎月15日と末日に締日と振込日があると覚えておきましょう。
末日までに納品しても、クライアントの検収はその後になるので、振り込みは翌月末日になると考えたほうが良いです。
また、当たり前ですが2回の振り込みがあるため、2回分の振込手数料が引かれます。
振込手数料はこんな感じ。
銀行名 | 手数料 |
---|---|
楽天銀行 | 100円 |
その他の銀行 | 500円 |
クラウドワークス、ランサーズともに共通です。
毎月2回の振り込みがあるため、楽天銀行だったら200円、その他の銀行だったら1,000円が手数料として差っ引かれます。
毎月800円の差は、案外無視できないものですよね。
できるだけ楽天銀行を利用することをおすすめします。
2:報酬にも手数料がかかる→一律20%と思って良い
クライアントが提示した報酬金額は、そのまま受け取れるわけではありません。
システム利用料として、手数料が引かれてしまうんですね。
1万円のライティング案件だったら、報酬は8,000円になります。
意外と手数料は高い、ということを覚えておきましょう。
詳しいシステム利用料は次のとおりです。
契約金額 | 手数料 |
---|---|
10万円以下の部分 | 20% |
10〜20万円部分 | 10% |
20万円超えの部分 | 5% |
これ、契約金額に一律掛かるわけではないところがミソです。
25万円の契約金額なら、手数料5%分の12,500円が手数料だと思うじゃないですか。
でも実際は、32,500円です。
ちなみに、ランサーズ側では計算ツールが用意されています。
どちらの手数料の考え方は同じなので、実際の報酬額を知りたい人はランサーズの計算ツールで確認しましょう。
システム利用の手数料はクライアントが持つ?
基本的にはクライアントは、システムの利用料は払いません。
ほとんどのクライアントは、消費税・システム利用料込の契約金額を提示します。
実際には、2,500円からシステム利用料の500円が引かれて、手取りは2,000円となります。
しかし、ごくまれにシステム利用料分を上乗せしてくれるクライアントもいるんです。
もし、このようなクライアントに出会ったら、大事にしましょうね。
もちろん、そうでないクライアントは「普通」というだけなので、ないがしろにはしないようにしましょう。
3:源泉徴収をするクライアントもいる
基本的には、クラウドソーシング経由の仕事で源泉徴収されることは無いのですが、たまにあります。
個人のクライアントはまずありませんが、法人や企業のクライアントの場合は、源泉徴収される可能性があることを知っておきましょう。
単純に考えると報酬は減ります。契約金額の10.21%分が差し引かれることになります。
個人的には、税金の計算がやりづらくなるし、報酬額が目減りするからあんまり好きじゃないんですが、クライアント側の都合ですので甘んじて受け入れましょう。
4:募集期限が過ぎても何のアクションもない時がある
実際にクラウドワークスやランサーズを使い始めたときの話です。
プロジェクト案件は、クライアントが提示した案件に応募し、選ばれれば案件獲得となります。
選ばれなかった場合はどうなると思いますか?
なんとなく、「選ばれませんでした」的なメッセージがあったりするのかな、と思いがちですが、何もないと思って良いです。
また、案件によっては、募集期限を過ぎても誰も選ばれていない、という場合もあります。
そのため、知っておいてほしいことは、
応募したら何かしらのアクションがある、と期待しないこと
反応がないと、つい確認メッセージを送ったりしたくなりますが、次の案件を探しに言ったほうが建設的です。
5:作業は仮払いされてから始める
クラウドソーシングを使う上では、必ず守りましょう。
「仮払い」は、報酬未払いを防ぐためのクラウドソーシングの機能です。
クライアントとライターの間に立つクラウドソーシングが、いったん報酬を預かります。
そのため、「納品したのに報酬が支払われない」という事態を防ぐことができる仕組みというわけですね。
基本的に案件が確定したら、すぐに仮払いをしてくれるクライアントが多いです。
6:案件終了後は評価を忘れずに
意外と忘れがちなのが、案件が終了した後の評価です。
クライアント、ライターのお互いに★5つで評価をつけられ、コメントを残すことができます。
クラウドソーシングにおいて、評価は案件選択・ライター選択の基準となります。
お互いに気にする項目ですので、忘れずに評価しましょう。
原則、問題なく案件が完了したのであれば、★5つで評価します。
もちろん、なにか問題があれば、あなたが思う通りに評価したほうが良いです。
7:返信率が低いと認定ランサーになれない(ランサーズのみ)
これはランサーズに限った話です。
ランサーズの認定ランサーになるためには、いくつか基準があります。
その中の一つに「24時間以内のメッセージ返信率が80%以上」という項目が。
基本的にクライアントからメッセージが来たら返信すると思いますが、
で、放置していると返信率が減るんです。
クライアントからのメッセージに24時間以内に返信していない、と判断されてしまいます。
そのため、
というように、自分のメッセージで終わるように意識しましょう。
ちなみに、クライアントからいきなり直接メッセージが届く場合があります。
なかには、変なクライアントもいて、「返信する必要あるの?」というようなものも。
その場合は、判定の基準にならないので無視して問題ありません。
自分は1往復した後から判定の基準となる、と判断しています。
まとめ:気に留めておく程度で良いので覚えておきましょう
実際にクラウドソーシングを使いはじめて、「思っていたのと違う!」とならないように、気に留めておく程度で良いので覚えておきましょう。
自分はあんまりよくわからない状態で始めたので、これからクラウドソーシングをやる人には、覚えておいてほしいこととして紹介しました。
実際に使っていく中で、理解できてきますので、頭の隅にでも残しておいてもらえれば幸いです。