WebライティングStep講座-2-事前知識編(Webライティングの基礎知識)

WebライティングStep講座の2つ目、事前知識編です。

ここでは、事前に知っておくべきWebライティングの基礎知識を解説します。

クラウドソーシングで実際に案件を受注する前に、覚えておきましょう。

Webライティングをする上で、覚えておきたい7つの基礎を紹介します。

Webライティングをやったことがない、という人向けの内容ですので、難しいことは書いていません。安心して読み進めていってくださいね。

始めからすべてを完全に覚える必要はなく、最初は

そんなものがあるんだー

ぐらいで大丈夫です!実際にライティングをやっていく中で身につけていきましょう。

Webライティング基礎①:文字数と改行

紙と違って、Web上では実質無限に文字を書いて表現することができます。

そのため、表現の自由度が高いことは、Webライティングの特徴と言えるでしょう。

Webライティングで案件をこなして、報酬を得ることを考えれば、適切な文字数はどのくらいでしょうか?

まぁ、クライアントが求める文字数に従って書く、

ということが正解なんですが、

大体1,500文字~5,000文字くらいの案件が多いです。

 

あと、1行の文字数を気にする人もいるかも知れません。

1行に何文字くらいで、どのタイミングで改行するべきか、

といった部分に関しては、こちらの記事を参照ください。

Webライティング基礎②:SEOライティング

SEOはSearch Engine Optimizationの略で、検索エンジン最適化です。

Web上で記事を書く場合、読者はどこから書いた記事にアクセスするでしょうか?

 

SNSや直接アクセスもありますが、多くの場合は検索エンジン(Google、Yahooなど)からのアクセスです。

Web記事は、収益目的や集客目的で書くため、人に読んでもらわないと意味がありません。

Webライティングは、SEOを意識した書き方ができるかどうかで、質が大きく変わります。

 

SEOなんて言われても難しくてわからないよ...

という人もいるでしょう。

yo_ta
自分も最初は具体的な方法が分からなかった

クラウドソーシングでWebライティング案件をこなす上で、知っておくべきSEOライティングは3つだけです!

3つのSEOライティング手法
  1. 検索キーワードを「タイトル」に入れる
  2. 検索キーワードを「大見出し」に入れる
  3. ユーザーの検索意図を読み取り「構成」を作る

これだけで十分です。

 

記事を執筆するときには、検索キーワードを指定されることがほとんどです。

ユーザーがどんな検索キーワードで検索するか、といった部分に着目して、記事を作成するわけですね。

検索キーワードをタイトル(H1タグ)、大見出し(H2タグ)にできるだけ盛り込みます。

キーワードを盛り込んだ例
検索キーワード「プログラミング 学習方法」

タイトル:効率的なプログラミングの学習方法4選【2019年最新版】
大見出し:プログラミングの学習方法1:書籍で独学
大見出し:プログラミングの学習方法2:オンライン学習
大見出し:プログラミングの学習方法3:スクールに通う

yo_ta
でも、文章が変になるくらいだったら、無理して入れないほうが良い

 

ユーザーの検索意図を読み取り「構成」を作る、に関してはこちらの記事を参照ください。

Webライティング基礎③:見出しの考え方

タイトルがH1タグ、大見出しがH2タグと説明しました。

H1,H2といったタグは、HTMLのタグのことです。

yo_ta
<h1>タイトル</h1><h2>大見出し</h2>みたいなやつ

これらの見出しタグ(Hタグ)は、検索エンジンがどんな記事なのかを判断するために重要となります。

見出しタグ一覧
  • H1タグ:タイトル
  • H2タグ:大見出し
  • H3タグ:小見出し(中見出し)
  • H4タグ:小小見出し(小見出し)

H5やH6などもありますが、基本的に使用されるのはH4タグまで。

できればH3タグまで、見出しを作成することが望ましいです。

 

H1~H4にかけて、記事の内容を細分化していきます。

見出しタグ使用上の注意点
  1. タイトル(H1)の使用は1回だけ
  2. H1~H4までの階層を無視しない

タイトル(H1)タグは、1つの記事の中で1回だけ使用します。

複数のタイトルがあったら、どれが本当のタイトルかわかりませんよね?

検索エンジンも混乱してしまうので、SEO的によろしくありません。

 

H1~H4までの階層を無視しないとは、H1~H4を順番に使用しましょう、ということ。

たとえば、次の例のようなものです。

悪い例:見出しの階層を無視
<h1>タイトル</h1>
 <h3>中見出し1</h3>
<h2>大見出し1</h2>
 <h4>小見出し1</h4>
<h1>タイトル2</h1>
 <h3>中見出し2</h3>

上の例では階層がめちゃくちゃで、よくわからないものに...

大見出しの次は中見出し、次は小見出しと階層通りに作ります。

良い例:階層通り
<h1>タイトル</h1>
<h2>大見出し1</h2>
 <h3>中見出し1-1</h3>
  <h4>小見出し1-1-1</h4>
  <h4>小見出し1-1-2</h4>
 <h3>中見出し1-2</h3>
<h2>大見出し2</h2>
 <h3>中見出し2-1</h3>

WordPressなどで直接納品しない限りは、タグを記載することはありません。

しかし、どんな形式で納品したとしても、最終的にはWeb上で公開するものであるため、見出しタグが入ります。

そのため、執筆する際には見出しの階層について、意識しながら書く必要があります。

Webライティング基礎④:文末表現

文末表現とは、一文の終わり方です。

「です」「ます」「だ」「である」といった終わり方の表現のことですね。

気をつけることは、同じ文末表現を3回以上繰り返さない、ということ。

同じ文末表現を繰り返すと、文章が幼稚でリズムも悪くなってしまうからです。

悪い例
Webライティングは副業に最適です。
家にいながらスキマ時間でも作業ができるのです。
現在では、クラウドソーシングなどにより、案件も探しやすいです。
副業でも案件を受注していけば、月5万円は稼げるのです。

はじめのうちは、難しく感じることもあります。
しかし、慣れの問題も多いと言えます。
ちょっとしたコツを覚えると、スムーズに進められます。
Webライティングで副業を始めてみましょう。

どうですか?何だかリズムが悪くありませんか?

yo_ta
小学生の感想文みたいですよね

 

ちょっと文末表現を変えて、文章を書き直してみます。

良い例
Webライティングは副業に最適だと言えます。
なぜなら、家にいながらスキマ時間でも作業できるからです。
現在では、クラウドソーシングなどにより、案件も探しやすくなっています。
副業でも案件を受注していけば、月5万円は稼げますよ!

はじめのうちは、難しく感じることもあるでしょう。
しかし、慣れの問題も多いものです。
ちょっとしたコツを覚えると、スムーズに進められます。
Webライティングで副業を始めてみましょう。

文末表現を少し変えただけですが、文章のリズムが良くなりました。

yo_ta
リズムが良くなると、読みやすくなります

 

文末表現はいくつか種類を知っているだけで、読みやすい文章にできます。

次の文末表現は、よく使うので覚えておきましょう。

覚えておきたい文末表現
  • 現在形:です。ます。
  • 会話調:ですね。ますね。
  • 過去形:でした。ました。
  • 疑問形:でしょうか?ではないでしょうか?(でしょう)
  • 体言止め:~こと。~(名詞)。
  • 勧誘形:しましょう。しませんか。ください。
  • 否定形:でなければなりません。

Webライティング基礎⑤:Webでの表現方法

文章を書く以外にも、いくつか表現する方法があります。

Web上では、わりと自由に文章の装飾もできるので、表現方法を知っておきましょう。

Web上での表現方法
  • 文字サイズを変える
  • 文字の色を変える
  • 文字にマーカーをつける
  • 箇条書き
  • 表を使う
  • 画像で説明する

WordPress入稿をするときなんかは、すべての表現方法が使えます。

しかし、WordPress入稿の案件はそんなに多くありません。

yo_ta
WordとかGoogleドキュメントがほとんど

なので、「箇条書き」「表」を特に覚えておきましょう。

 

箇条書きは複数の項目を紹介するときに便利です。

文章にするよりも、簡潔で読みやすくなります。

表は、比較をするときに用いることが多いですね。

箇条書き
メリット
  • 簡潔に表現できる
  • 目に付きやすい
  • 比較表現できる
  • ひと目で理解できる
デメリット
  • 読み飛ばされる可能性がある
  • 正確に伝えることが難しい
  • 表示幅を考慮する必要あり
  • 作ることが面倒くさい(タグ)

Webライティング基礎⑥:文字を開く

文字を開くとは、漢字を平仮名にすること。反対は文字を閉じる。

Webライティングの文章は、小学生でも理解できる文章を目指すべきです。

そのため、難しい漢字をなるべく使わないようにします。

Web上の記事はさらっと読み飛ばすことも多いので、漢字ばかりで読みづらい記事は読まれません。

 

たとえば、次のようなものを文字を開いて表現します。

尚更


様々
色々
予め
所謂
更に
殆ど
例えば
なおさら
など
ため
さまざま
いろいろ
あらかじめ
いわゆる
さらに
ほとんど
たとえば

あくまで一例ですが、個人的にはこれらの漢字はひらがなで表記しています。

もちろん、クライアントのレギュレーションに従って表記しなければなりません。

だいたいは、紹介した文字は開かれるものなので、

この漢字は難しいかも

と思ったら、開いておきましょう。

Webライティング基礎⑦:文章の型

とりあえず、PREP法さえ覚えておけばなんとかなる。

PREP法は、分かりやすく簡潔な文章を書きやすい文章の型です。

PREP法
  • Point:結論
  • Reason:理由
  • Example:事例・具体例
  • Point:結論(まとめ)

最初に結論を持ってきて、その結論の理由、結論の具体例を書いた後に、もう一度結論で締める、といった流れです。

PREP法を用いた例
①Webサイトを作成するなら、WordPressがおすすめです。

②なぜなら、世界中で利用されるCMSであるからです。

③WordPressのシェア率は、すべてのWebサイトの34%であり、CMS市場の中では60%のシェアを誇ります。

④そのため、Webサイトを作成するなら、WordPressがおすすめです。

①結論、②理由、③事例、④結論となります。

文章量を増やしたい場合、③の事例を増やすことがおすすめです。

結論は複数あると読者が混乱するし、理由も簡潔に表現したいからですね。

 

最初はPREP法を覚えておいて、繰り返し文章を書き続けることで、あなたなりの独自の型を見つけていきましょう。

まとめ:ざっと読んだら実際に手を動かす!

ここで紹介した知識は、本当に基礎的な部分です。

しかし、Webライティングをやったことのない人でも、この7つの基礎さえ覚えておけば、文章を作成できるはず。

知識は実際に使わないと、なかなか身につかない部分があります。

紹介した知識をざっと頭の中に入れたら、実際に文章を書いてみましょう。

繰り返し実践していくことで、あなたの中に取り込まれ、スキルとなります。

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