「集中力が持続しない。何かいい方法はない?」
こんな要望を持つあなたに向けた記事です。
もともと人間は長い時間集中していられない生き物です。
自分も集中力がなく、すぐにほかのことに意識を取られてしまいますが、ポモドーロテクニックを利用するようになってからは、長時間集中することができるようになりました。
この記事の中では、ポモドーロテクニックの概要から、具体的な実践方法まで解説しています。
「集中力が足りない」と感じているあなたにピッタリの記事になっていますので、ぜひ一読ください!
もくじ
ポモドーロテクニックってなに?
ポモドーロテクニックは、イタリアの大学生が考案した時間管理術です。
「ポモドーロ」はイタリア語で「トマト」を意味しており、トマト型のタイマーを使用したことが名前の由来です。
ポモドーロテクニックを使えば、長時間集中力を維持することが可能となります。
25分-5分休憩を1回とし、3〜4回繰り返したあとに15〜30分休憩することを1サイクルとしてタスクをこなします。
人間は長時間集中することができません。
人間が集中できる時間は、45分・60分・90分などとも言われていて、場合によっては15分なんて意見もありますね。
あなたも経験があると思いますが、1時間近く集中力を維持し続けることはほぼ不可能でしょう。
自分は集中力が無いので、すぐにタスク以外のことに気を取られがちです。
しかし、ポモドーロテクニックを用いることで、数時間集中力を維持し続けることができ、ライティング作業も非常にはかどっています。
「集中力が足りない」と感じているあなたにこそ、試してみてほしい時間管理術が「ポモドーロテクニック」です!
ポモドーロテクニックのやり方
ポモドーロテクニックは、25分作業5分休憩を繰り返すだけですが、準備と合わせて具体的な実施方法を解説します。
ここでは、25分作業を1ポモドーロとして説明します。
ポモドーロテクニックの準備(概要)
ポモドーロテクニックを使用してタスクをこなす前に、いくつか準備するものがあります。
準備として必要となるものは次の通り。
- タスクの一覧
- タイマー
ポモドーロテクニックは、タスクをこなすために使用するため、タスクの棚卸しをして一覧化しましょう。
タスクはTodistなどのTodo管理ツールを使うと管理しやすいです。
タイマーは、スマホやキッチンタイマーなど、何でも良いのですが、Google Chromeのユーザーであれば、拡張機能である「Strict Workflow」をおすすめします。
Strict Workflowは、カンタンにポモドーロテクニックを実践できるChrome拡張機能です。
TodistとStrict Workflowを導入すれば、ブラウザだけで準備に必要なものは完結します。
ポモドーロテクニックの準備:Strict Workflowの使い方
Strict Workflowを使用する場合は、Chrome拡張機能のページから「Chromeに追加」ボタンを押して追加してください。
基本的にデフォルト設定から変更する必要はなく、インストールしたらすぐに使用できます。
Chromeに追加すると、アドレスバーの右側にトマトのマークが表示されますよね。
ポモドーロテクニックを開始するときは、このトマトのマークをクリックすると25分のカウントダウンが始まります。
実施中は残り時間も出るので便利です。
25分経過すると音で知らせてくれて、トマトのマークが緑色に変わります。
緑色に変わったトマトをクリックすると、休憩時間の5分のカウントダウンが開始します。
こちらも5分経過すると音で知らせてくれるため、時間経過を見逃すことがありません。
また、25分の作業中は、集中力を持続させるためにTwitterやFacebook、Youtubeなどの閲覧ができなくなります。
どうしてもSNSなんかは見たくなってしまうので、作業に集中するための工夫がなされていて良いですね。
ブロックするサイトは、オプションから自由に追加・削除が可能です。
ちょっと長くなってしまったのでまとめると、
- 赤いトマトをクリックする(25分作業スタート)
- 25分経過するとアラームが鳴る
- 緑色トマトをクリックする(5分休憩スタート)
- 5分経過するとアラームが鳴る
- 1に戻る
たったこれだけです。
ポモドーロテクニックの具体的な実施方法
ポモドーロテクニックのやり方は、諸説ありますが、自分は次の方法で実践しています。
- タスクを確認する
- 25分の作業①(Strict Workflow-作業スタート)
- 5分の休憩(Strict Workflow-休憩スタート)
- 25分の作業②
- 5分の休憩
- 25分の作業③
- 15分の休憩(大休憩)
- 25分の作業①
...
25分作業-5分休憩の3サイクルで、15分の大休憩を取る、ということを繰り返し実施しています。
3サイクルの中で、1つのタスクが終わっても終わらなくても、大休憩を入れます。
要はあくまでも「タスク単位」ではなく「時間単位」で、実践するということですね。
短い集中を繰り返すことで、集中力を途切れさせることなく、長時間集中力を保ち続けることができます。
ポモドーロテクニックのコツ
ポモドーロテクニックを実践する上で、いくつかコツがありますので紹介します。
25分で必ず作業を止める
25分は思いの外短くて、作業をしているとどうしても途中で終わることが多いものです。
「キリの良いところまでやろう」という思いが生じるのですが、これはやめましょう。
というのも、変なところで作業を止められると、人間は「キリのいいところまで終わらせたい」「早く作業がしたい」という気持ちになります。
「未完了の事柄は、完了した事柄よりも記憶に残りやすい」という、ツァイガルニク効果です。
ポモドーロテクニックを繰り返していくと、何度も作業の途中で止められることになりますが、ツァイガルニク効果によって気づいたら長時間集中して作業ができていた、ということに繋がります。
そのため、25分経ったら必ず途中でも作業を止めるようにしましょう。
5分の休憩では、作業のことを一切考えない
5分の休憩時間は、脳を休める時間です。
25分集中したので、脳を休めてあげないと次の25分が集中できません。
5分の休憩時間の間では、メールを見たりSNSを見たりと言ったことは、なるべくしないようにしましょう。
メールやSNSの文章を読むことは、気持ち的には休憩になっているかもしれませんが、脳の休憩にはなっていません。
ストレッチをしたり、瞑想をしたりすることを優先して行うと良いでしょう。
自分は5分休憩の間で、飲み物を取りに行ったりストレッチすることが多いですね。
ずっと座りっぱなしなので、体の血の巡りを良くするためにも、ストレッチや歩くことはとても有効です。
1ポモドーロの中でやることは1つだけ(シングルタスク)
1ポモドーロの中でやることは1つに絞ります。
あれもこれもとやろうとすると、全てが中途半端になってしまうからです。
作業のスピードが早ければ、1ポモドーロの中で複数の作業をこなすこともできるでしょう。
それでも、必ずマルチタスクにせずに、シングルタスクで1つずつ終わらせてから次のタスクに移るようにします。
そのためにも、最初にタスクを書き出して、1タスクごとに完了したら完了のチェックを入れる、ということを繰り返しましょう。
このとき、完了したタスクは、できるだけ消さずに残すようにします。
完了したタスクが積み上がる様を確認することで、達成感と自己肯定感を感じられるからですね。
「ここまでやった」「今日はこれができた」「自分でもやればできる」という小さな成功体験を積み上げることは、物事を継続するためには非常に重要です。
先に紹介したTodistだと、完了タスクは消えてしまいますが、一定のタスクをこなすと通知が来るため、それをみて達成感と自己肯定感を感じるようにしています。
まとめ:ポモドーロテクニックで生産性を爆上げしよう!
長時間集中力を持続させるためのテクニックとして、ポモドーロテクニックは非常に有用です。
自分は集中力がなく、いろいろなものに意識を取られがちですが、ポモドーロテクニックを利用することで、かなり生産性が上がったと感じています。
ポモドーロテクニックは、いまいち気分が乗らないときにも有効に利用できます。
「とにかく1ポモドーロだけやろう」といった感じで作業を開始すると、いつの間にか集中して、タスクを終わらせることができていたりするものです。
タスクを処理しなければならないけどやる気が起きない、集中力が持続しない、とあなたが感じているのであれば、ぜひポモドーロテクニックを試してみてください。