Webライティングにおける改行の基本の解説と諸説に関する見解

Webライティングを始めてから、改行については最初に意識するようになった項目です。

Webライティングでは、どのように改行を扱えばよいのか、疑問に思う人もいるでしょう。

この記事では、改行を上手に使わなければならない理由から、最低限知っておくべき2つのポイント、インターネット上の情報に関する見解についてお話ししていきます。

Webライティングでは改行を上手に使わなければならないワケ

Webライティングでは改行を上手に使わないと、誰にも見てもらえない記事になります。

まずは、改行を上手に使わなければならない理由からお話していきます。

基本心理:読者は文字を読みたくない

第一に「読者は文字を読みたくない」ということを理解しましょう。

記事読むためにアクセスしたんじゃないの?

という意見もありますが、

読者の目的は、「記事内の文章」ではなく「記事を読んだことによる結果」です。

記事を読むことで「知識を得られる」、記事を読むことで「好奇心を満たせる」といった結果が欲しいのです。

 

Web上には情報が溢れており、無料で情報に触れることができます。そのため、数秒で読者は「この記事を読む価値があるかどうか」を判断します。

書籍などは有料で手に入れた情報であるため、多少は我慢して読み進めますが、Web上の記事はそうはいかないことを覚えておいてください。

yo_ta
現にココまで全部の文章をすべて読みました?

紙と違ってスペースの制限がほぼ無い

書籍や新聞、作文もそうですね。

これらの紙に文章を書く場合、スペースが決まっています。

長く書けば書くほど、紙のコストもかかってきてしまいますね。

 

しかし、Web上の記事は基本的に制限がないと言えるでしょう。

yo_ta
厳密には、ストレージ容量による制限がありますが、文章ならほとんど無視できるレベル

そのため、紙に文章を書くように「ギチギチ」に文字を詰める必要はありません。

適度に改行によるスペースを入れることで、読みやすい文章となります。

Webライティングでの改行のポイント2つ!

具体的に、Webライティングをするときの改行のポイントを2つ解説します。

とにかく、この2つだけ知っていれば、Web文章として成り立ちます。

ポイント1:段落を分けるときには「空白行」を入れる

文字が詰まっていると、初見で読む気が無くなる人は多いのではないでしょうか。

yo_ta
自分も文字が詰まってると、読む気がなくなります。

文字が詰まった例と、段落分けを空白行で行った例を示します。

文字が詰まっている例(改行なし)
インターネットは、セキュリティリスクが潜んでいる。利用の際には常に付きまとうことを意識するべきだ。なぜなら、インターネット上には不特定多数の人間がいる。不特定多数の人間が自由に活動することができる場だ。セキュリティ対策をしていなかったらどうなるだろうか。そんな状態で、悪意を持った第三者に狙われれば、ひとたまりもない。
改行を使って段落わけした例
インターネットは、セキュリティリスクが潜んでいる。
利用の際には常に付きまとうことを意識するべきだ。
なぜなら、インターネット上には不特定多数の人間がいる。
不特定多数の人間が自由に活動することができる場だ。
セキュリティ対策をしていなかったらどうなるだろうか。
そんな状態で、悪意を持った第三者に狙われれば、ひとたまりもない。

どちらも、全く同じ文章ですが、改行を使って段落分けすると読みやすいですよね。

 

Webライティングにおいては、基本中の基本であると考えています。しかし、意外と文字が詰まったまま公開している記事は多いものです。

yo_ta
企業や法人のサイトに多い印象

上記の例では、改行を多めに使用していますが、クライアントによっては嫌がります。

ギチギチの文章を好む人もいる、ということは知っておきましょう。

ポイント2:文章の途中では改行しない

文章の途中で改行することは、基本的にNGであると考えます。

その理由は、スマホビューでの表示がガタガタになる可能性があるからです。

現代では、PCよりもスマホでブログや記事を読む人のほうが多くなっています。

 

PCビューに合わせて1文を短くするために、文章の途中で改行しているのかもしれませんが、スマホビューでの見え方を意識しましょう。

PCビューでは見やすい?かもしれないが...
インターネットは、
セキュリティリスクが潜んでいる。
利用の際には常に付きまとうことを
意識するべきだ。
なぜなら、インターネット上には
不特定多数の人間がいる。
不特定多数の人間が自由に
活動することができる場だ。
スマホビューだとこんなことに...
インターネットは、
セキュリティリスク
が潜んでいる。
利用の際には常に付
きまとうことを
意識するべきだ。
なぜなら、インター
ネット上には
不特定多数の人間が
いる。
不特定多数の人間が
自由に
活動することができ
る場だ。
yo_ta
だいぶ極端な例ですけどね。。。

変なところで改行されることが続くと、文章の意味が理解しづらくなります。

個人ブログなどでよく見かけますが、原則として、文章の途中で改行することは避けましょう。

インターネット上の「Web文章の書き方」情報に関する見解

インターネット上で「Web文章の書き方」を見ていると、いろいろな情報がありますよね。

Webライティングを続ける中で、それらの情報に対して思うことをお話しします。

句読点で改行するのは間違い?

句読点「。」「、」や「!」「?」単位で改行をしないということです。じゃあどこで改行をするべきか、それは、「段落単位」となります。

簡単に例を示すと、

句読点単位での改行
インターネットは、セキュリティリスクが潜んでいる。
利用の際には常に付きまとうことを意識するべきだ。
なぜなら、インターネット上には不特定多数の人間がいる。
不特定多数の人間が自由に活動することができる場だ。
セキュリティ対策をしていなかったらどうなるだろうか。
そんな状態で、悪意を持った第三者に狙われれば、ひとたまりもない。
段落単位の改行

インターネットは、セキュリティリスクが潜んでいる。利用の際には常に付きまとうことを意識するべきだ。

なぜなら、インターネット上には不特定多数の人間がいる。不特定多数の人間が自由に活動することができる場だ。

セキュリティ対策をしていなかったらどうなるだろうか。そんな状態で、悪意を持った第三者に狙われれば、ひとたまりもない。

短い文章でぶつ切りに改行をすると読みづらくなるから、という意見があります。

 

個人的には、読点「、」での改行はしないほうが良いが、句点「。」での改行はありだと思っています。

yo_ta
1行は短いほうが読みやすくなりますしね。

 

ただ、1文の長さがバラバラである場合は、全体的に形がガタガタになるので、場合によりけりな部分はあります。

個人ブログならいいけど、企業のコラム記事などの場合は、全体の見た目も重要になるので段落単位がいいかなと。

yo_ta
結局は、メディアを見る読者に合わせて調整しましょう、というところでしょうか

改行を多めに入れて読みやすくしよう?

個人ブログに多いですね。

あと、メルマガをイメージすると分かりやすいと思います。

改行を多く入れて文字に対する嫌悪感を軽くする
インターネットは、セキュリティリスクが潜んでいる。
 
 
利用の際には常に付きまとうことを意識するべきだ。
 
 
 
 
なぜなら、インターネット上には不特定多数の人間がいる。
 
 
不特定多数の人間が自由に活動することができる場だ。
 
 
 
 
セキュリティ対策をしていなかったらどうなるだろうか。
 
 
そんな状態で、悪意を持った第三者に狙われれば、ひとたまりもない。
yo_ta
個人的にはあまり好きじゃない。

誤解のないように補足しますが、100%この書き方が悪い、ということではないです。

目に入ってくる文字量が減りますので、「活字嫌いの読者」「Web文章を読むことに慣れていない読者」に向けて書くのであれば、効果的だと考えます。

 

しかし、改行を多くするほど、スクロールを多くしなければなりません。スクロールをする手間が増えるデメリットがあることは知っておきましょう。

また、Webライティングの案件でこの書き方をしたことはありません。基本的に、Webライティングの案件では、避けたほうが無難でしょう。

1行の文字数は30文字する?

1文の文字数は少ないほうが良いです。

PCで表示する場合は、35文字前後がちょうどよいと考えます。

短すぎると伝えたいことを伝えづらいですし、長すぎると何のことを言っているかわからなくなりがちです。

yo_ta
↑もちょっと長い。1文を長く書く癖があるので、苦労してます。。。

 

ただ、これはPCビューの場合の話です。

スマホビューの場合は、PCビューに比べて画面表示が小さくなります。そのため、もっと短く28文字前後がちょうどよいでしょう。

1文が長く、何度も折り返し表示されると、意味が伝わりづらくなります。それを避けるためにも、1分は短く簡潔にしましょう、という話ですね。

yo_ta
1文は短く、1行は適度に

まとめ:基準に囚われすぎず、メディアに合わせた執筆をしよう

Webライティングでは、一定の基準は確かにあります。

しかし、それに囚われすぎるのは良くありません。

なぜなら、文章を書く意味は、読者に読んでもらうためのはずだからです。

あなたが執筆するメディアの読者を想像し、読者に適した文章を目指しましょう。

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