あなたはこんな風に思っていませんか?
この考え方は、ある意味正解ですが、間違っています。
別ブログですが、実際に検索1位を取得した記事を元に、その理由について解説していきます。
具体的には、
- 文字数とSEOの関係性
- 最適な文字数は?
- どんな内容を書けばよいか
の順番でお話ししていきます。
5分くらいで読めます。
Webライティングでも、個人のブログ執筆でも使える内容になっていますので、ぜひ一読ください。
もくじ
文字数が多い=SEOに効果があるは間違い
文字数がとにかく多ければ検索上位に表示されるというのは、今は昔の話です。
しかし、文字数が多いと検索上位に表示されやすいのも事実なんですね。
その理由を解説していきます。
文字数が多ければ上位に来るのは過去の検索アルゴリズム
2017年ごろは、文字数が多いページほど検索上位に表示されるようになっていました。(Google)
文字数が多いページ=ユーザーにとって有益なページ、という風に解釈されていたんですね。
しかし、2019年現在では、ただ単純に文字数が多いだけでは、検索上位に表示されません。
重要なのは「文字数」ではなく「網羅性」です。
文字数よりも重要なのは「網羅性」
網羅性とは、ユーザーが知りたい情報を網羅的に書かれているかどうか、ということ。
たとえば、「掃除機 買い替え」と検索するキーワードが合った場合、
- 買い替え時期
- おすすめの掃除機
- 掃除機の価格
- 下取りの有無
などを知りたいと考えるでしょう。
「買い替え時期」や「おすすめの掃除機」だけでは、ユーザーニーズを網羅できていないと言えますね。
「買い替え時期」や「おすすめの掃除機」だけを記載した記事の文字数が5,000文字として、「掃除機の価格」や「下取りの有無」まで書いた記事が3,000文字だったとしたら、上位に表示されるのは後者でしょう。
Googleが文字数だけを評価しているわけでないことは、Googleの中の人も言っています。
私たちはあなたのページの単語を数えて100語までが悪い、100語から500語の間のすべてが大丈夫で500以上になるまでああすべてを言うアルゴリズムを持っていません
私たちは、ページ全体を見て評価してる
本当にユーザーにとって魅力的で関連性の高い検索結果(ページ)であれば、長いか短いか、またはたくさんの画像であったとしても、全く問題ない引用元:SEOラボ
とはいえ、文字数が増えれば網羅しやすくなる
現在でも、文字数が多いページのほうが上位表示しやすくなるのは事実です。
だから現在でも「とにかく文字数が多ければ上位表示される」と思う人がいます。
厳密には、ユーザーニーズに答えようと思うと、自然と文字数が多くなってしまうからですね。
ユーザーニーズを満たすためには、検索キーワードに沿って網羅するように記事を書いていくため、結果として文字数が多くなる。
ただ、ユーザーの検索意図と関係のない話を、ただ書き連ねればいいという話ではありません。
厳密には「文字数」ではなく「網羅性」であることを覚えておく必要があります。
結局文字数はどのくらい書けばいい?:3,000文字が1つのライン
文字数が多くなる=網羅性が高くなりやすい、という構図が成り立つと考えます。
しかし、文字数が多くなるほどユーザーは離れます。
特に個人ブログの場合では、文字数が多いというだけでユーザーは離れるのではないでしょうか。
とはいえ、短くしすぎても網羅性を満たせません。
ユーザーの読みやすさとSEOの網羅性を考えると、3,000文字前後が一つのラインではないでしょうか。
3,000文字ぐらいならユーザーも読んでくれるし、網羅性もある程度は満たせるでしょう。
ちなみに、趣味のブログで検索1位を取った記事があります。
その記事の文字数は3,000文字に満たないものです。
記事の内容としては、ゲーム内の役割について網羅的に書いた記事なのですが、1つ1つの見出しは200文字程度。
検索キーワードに対して、情報を網羅的に書いていながらも、詳細は別の記事に内部リンクを貼る、といった記事になっています。
じゃあ何を書けば良い?:E-A-Tと網羅性
文字数をただ多くすれば良いわけではなく、コンテンツの質を上げましょうという話なのですが、どうやって質を上げれば良いのでしょうか。
重要なのはE-A-Tと、網羅性を満たすピラーコンテンツを作成することだと考えています。
それぞれについて、もう少し掘り下げてみましょう。
E-A-Tってなに?:専門性-権威性-信頼性
E-A-Tは、Googleが「高品質なコンテンツ」と判断する基準です。
- E:Expertise(専門性)
- A:Authoritativensess(権威性)
- T:TrustWorthiness(信頼性)
専門性は、検索キーワードに対して、専門的な知識をもちいて書かれているか。
権威性は、記事を書いた人の地位や肩書・経験などから、ユーザーが記事の内容を信用してもよいかの判断基準となり得るか。
信頼性は、情報源を明らかにし、信用に値する情報であるか。
先に紹介した、趣味のブログに関して見てみましょう。
- 専門性:シージというゲームに特化している。
- 権威性:シージというゲームを数年に渡ってプレイし続けている(専門家)
- 信頼性:権威性に基づき、信頼できると判断されている。
信頼性の部分が、微妙なところではありますが。。。
権威性は非常に曖昧な感じがしますが、最近のGoogleの検索結果を見ると、医療・美容関係は軒並み個人ブログが上位から消えましたよね。
他にも、法律関係なんかも同じです。
医者・弁護士・大手企業が作成したコンテンツが上位に来ています。
個人で対抗するには、ジャンルを絞って権威性を高める、と言うのが一番です。
権威性が高まれば、専門性・信頼性は自ずとついてくるものと考えています。
網羅性を満たすピラーコンテンツを作る
すべての記事を検索上位に表示する必要はありません。
というか、無理です。
Googleの上位検索結果には、同一サイトの重複は排除されるようになっています。
特定のキーワードで上位表示して、網羅性を満たす記事から内部リンクでサイト内を回遊してもらう、というのが一番良い方法でしょう。
そのようなページを「ピラーページ」「ピラーコンテンツ」と呼びます。
Webライティングの案件でも、
というクライアントはいます。
ピラーコンテンツについては、Webライティングをする上で知っておくべき知識と言えますね。
個人のブログを作成するときにも非常に有用ですので、今まで意識したことのない人は一度作ってみてはいかがでしょうか。
まとめ:重要なのは文字数ではなくコンテンツの質
趣味ブログではありますが、一応検索1位を取った記事がありますので、そちらを元に解説してみました。
ライバルサイトの存在や他の要因も考えられますが、少なくとも1位は取れています。
文字数をいたずらに増やすだけでは、SEOの効果は期待できず、E-A-Tや網羅性を意識した記事を作成する必要があります。
とはいえ、最も重要なのは、「ユーザーにとって有益か」ということですので、そのことだけは忘れずにいたいですね。