結論から言えばあります。
もちろん、優良案件も多いのですが、きちんと見分けないとトラブルのもとになりかねません。
クラウドワークスとランサーズをメインに、約半年Webライティングを続けてきた観点から、避けたほうが良い案件の特徴について解説していきます。
これからクラウドソーシングで案件を受注しようと考えているあなたには、役に立つ記事なっていますのでぜひ一読ください。
もくじ
避けるべき案件=稼げない案件
避けるべき案件とは、基本的には稼げない案件と同義です。
文字単価が安い案件は、どれだけ数をこなしてもたかが知れています。
Webライティングの初心者が、判定の基準とする文字単価としては「1.0円」でいいでしょう。
1.0円以下の案件はどうしても満足できるほどの収益を出しづらいですし、初心者でも1.0円であれば受注できます。
文字単価を1.0円以上にしようとすると、自然とタスク案件ではなくプロジェクト案件になります。
タスク案件は消耗しますし、あなたの実績になりづらいので、積極的にプロジェクト案件に取り組みましょう。
クラウドソーシングにある案件は、文字単価や案件種別だけでなく、募集内容によっても精査します。
そのときに、具体的にどのような内容に注意すればよいか、避けるべき案件の特徴について詳しく解説していきます。
避けるべき案件の特徴はコレだ!
避けるべき案件の特徴をまとめました。
タイトルに「キケン」とついているものは、本当に避けたほうがいい案件です。
「要注意」とついているものは、案件の中身次第となります。
実際に案件の詳細を確認して、問題がないようであれば受注しても良いでしょう。
キケン:「初心者でもOK」「未経験歓迎」の案件
Webライティングを始めたときは、不安が大きいものです。
こんな風に不安を持つのは仕方ありません。
実際にやってみれば、案外なんとかなるものなので、心配せずに挑戦して欲しいと思います。
ただ、そういう初心者に甘い言葉をかけて、労働力を搾取しようとしてるんじゃないの?というような案件があります。
クラウドソーシングの案件を見ていると、「初心者でもOK」「未経験歓迎」と書かれている案件を見たことがあるでしょう。
案件を受注する身としては、不安なので
と思いがちですが、ちょっとまってください。
あなたが発注者の立場で考えてみてください。
自信のない初心者や未経験者が書いた記事を欲しいですか?
そのような発注をするクライアントのメリットってなんですか?
自分は次のような理由しか思い浮かびません。
「質はどうでもいいから、低単価で大量に記事が欲しい。初心者なら限界まで低単価で依頼できるから」
たしかに報酬は得られるでしょうが、普通にアルバイトしたほうがマシなレベルでしょう。
あなたの今後に活かせるともあまり思えないので、避けるべき案件です。
キケン:「マニュアル完備」の案件
こちらも、先程の「初心者OK」「未経験歓迎」と同じようなものです。
と謳っているのですが、
ぎっちぎちに制約盛りだくさんで単価が安い場合が多い印象です。
本当にライティングのことが全くわからない、という状態であれば、一度目は参考になるかもしれません。
しかし、非常に消耗するので、避けるべき案件です。
キケン:テストライティングの文字単価が安すぎる
文字単価2.0円と謳いながら、テストライティングでは0.3円というような案件。
また、最初の60記事までトライアルで0.5円とかいう案件です。
テストライティングでも、正規の文字単価で依頼するクライアントも多いものです。
なぜなら、書いた記事はそのままクライアント側で公開できますからね。
テストライティングで異様に文字単価が低い案件は、いくら記事の質が良くても採用されない、といったトラブルに巻き込まれる可能性があります。
結局、低単価で労働力を搾取された、ということになりかねません。
というクライアントであれば、応募する価値はあります。
テストライティングでも文字単価1.0円であれば、不当に労働力を搾取されたということにもならないでしょう。
キケン:単価がバカ高い
文字単価が20円や50円といった案件がたまにありますが、普通じゃないです。
文字単価50円なら、2,000文字で10万円ですよ。
まずありえないですよね。クライアントの入力間違いか、変な勧誘の場合があります。
非常に専門性が高く、かつ記事が売上に直結するようなものであれば、文字単価は高くなるでしょう。
でも、そんな重要な記事をクラウドソーシングでほいほい集めることはしないですよね。
キケン:案件説明が簡潔すぎ、抽象的すぎる
案件説明が簡潔すぎる・抽象的すぎるものは、具体的な作業分担の範囲がわかりづらくなります。
たとえば、画像選定は?納品形式は?ですます調?構成はあるの?
といったことがわからないと、執筆できませんよね。
曖昧にしたまま作業を開始すると、あなたが思っている以上の作業量だった、なんてことになりかねません。
実際に案件に取り組む前に、疑問点はできるだけ確認しておかなければなりません。
しかし、案件説明が不十分だと確認するだけでも時間が取られます。
クラウドソーシングを使う場合、次のことを覚えておいて欲しいと思います。
単純にクラウドソーシングに慣れていないだけで、優良なクライアントである場合もあります。
しかし、基本的にはこちらがWebライティングに慣れるまで避けるべき案件です。
要注意:案件は良さそう→でもクライアントの評価が悪い
案件の詳細を確認して、問題なさそうだなと思っても、クライアントの評価が著しく悪い場合は要注意です。
クライアントの評価は、実際に案件を対応したライターが入力します。
基本的には悪い評価は付けないので、悪い評価がついている場合は、よっぽど問題が合ったと考えて良いでしょう。
評価はクラウドワークス、ランサーズともに星5つで表されますが、星4つ未満はあぶないですね。
また、評価と合わせてランサーズなら「発注率」、クラウドワークスなら「発注実績」も確認しましょう。
ランサーズの発注率は、「ライター受注数/クライアント発注数」の割合になります。
発注率が低いということは、案件を出しているのにライターを決めずに放置した案件、ということです。
そのため、発注率が低いと案件に応募してもそのままにされてしまう可能性があります。
クラウドワークスの発注実績は、クライアントがライターに発注した件数ですので、多いほうが信用できます。
アカウントを作成したばかりでは、発注実績は少なくなりますので、あくまでも目安として利用しましょう。
このように、クライアントの評価も避けるべき案件かどうかを判断する基準となります。
とはいえ、よっぽどの数字でない限りは問題ありませんので、要注意の案件です。
要注意:個人が依頼する案件(場合による)
クラウドソーシングでは、クライアントが法人や企業ではなく、個人の場合もあります。
基本的に個人よりも法人・企業の方が信頼できますよね。
個人のクライアントの場合は単発案件がほとんどです。
法人・企業に比べて予算は少ないでしょうから、毎月継続して依頼をもらえることは多くありません。
予算が少ないということは、仮に継続したとしても単価アップに応じづらいということにも繋がります。
ほかには、我流であったり慣れていなかったりで、依頼が分かりづらくやり取りがスムーズにできないことがありますね。
しかし、個人のクライアントが全て悪いわけではなく、良いクライアントもたくさんいます。
あなたの今後のことを考えると、個人よりも法人・企業のクライアントのほうが良い、というレベルですね。
一応、要注意案件としています。
まとめ:甘い言葉に釣られず評価の良い法人・企業のプロジェクト案件に取り組む
避けるべき案件は、きちんと見ていれば避けられます。
自分が考える案件選びのベストは、
「甘い言葉を使っておらず、評価の良い法人・企業のプロジェクト案件」
となります。
「初心者だから」と卑屈になる必要はありませんので、堂々と提案していきましょう。
注意として、今までの経験から避けるべき案件の特徴を紹介しましたが、全部が全部当てはまるわけではありません。
個人的に避けるべき案件として多い特徴をまとめたものです。
最終的にはあなた自身の判断で選ぶことになりますので、判断の基準として利用してもらえればと思います。